疲労と粘膜!あなたの胃は大丈夫?
■疲労と粘膜!あなたの胃は大丈夫?
粘膜 ‐‐‐‐ から連想しやすいのは、花粉症の人なら鼻、口内炎の人は口、食べ過ぎ、飲み過ぎの時は胃腸といったところでしょうか。
例えば、くしゃみは入ってきた侵入者を風の力で吹き飛ばそうとする反応ですし、鼻水なら侵入者を水が流れる力で押し流そうとする反応です。
この反応を生んでいるのが「粘膜」いわば粘膜は体を守る最前線の砦といえます。
でも、この粘膜と疲労にどんな関係があるのでしょう?
まず、疲労との関係で押さえておきたいのは消火器粘膜です。
消火器とは口から肛門に至る、食物を摂ってから排泄するまでの経路。
その間には食道、胃、小腸、大腸があります。
そして口から肛門まで全長7~9メートルといわれる長い消化管は、全て薄い粘膜で覆われているのです。
この消化管の粘膜にはあらゆるところに粘膜を分泌する腺が存在し粘液によって粘膜はカバーされます。
胃を例にとって説明しましょう。
ご存知のように、胃は食物を消化する臓器です。
胃は食道から食物がおりてくると、粘膜のひだを広げてそれを受け取り蠕動運動によって食物の攪拌(かくはん)と輸送を行います。
しかし胃では、たんぱく質を消化するためにペプシンや胃酸を分泌しています。
ここで注目したいのは、胃そのものも、たんぱく質でできていると言う事つまり、そのままでは食物と一緒に胃まで消化されることになるのです。
それを防いでいるのが粘膜。
粘膜が粘膜を薄いベールで覆って、粘膜を保護しています。
よく「胃に穴が開いた」などと耳にしますが、これは粘液層が薄くもろくなってしまったために、胃壁が胃酸やペプシンに攻撃されて傷ついてしまった結果です。
つまり「蠕動運動」「粘液分泌」「胃酸分泌」の働きが、うまく噛みあって始めて胃は正常な機能を発揮するのです。
同様に腸管を覆っている粘膜も粘液に守られています。
腸管の粘液には外から入り込んだ物質を選別する抗体が多く存在して細胞やアレルゲンなど体に有害な物質が体内に侵入するのを防いでいます。
このバリアが破壊されると、栄養物運んで吸収する事が出来ず、体に有害な物質が入ってしまうことも。
すると私たちの体に様々な影響を及ぼすことは、容易に想像できますよね。
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