お酒の飲み方今昔
本を読んでいたら面白い文面に遭遇。
織田信長と付き合いの深かった宣教師のルイス・フロイスの「日本文化比較」には、16世紀の日本人の食生活について欧州と比較して風習上の違いを指摘しています。
その中に
「われわれは、強要される事無く、それぞれが飲みたいだけ飲む。日本では互いにひどく無理に勧め合うので、あるものを吐かせある者を前後不覚にさせることになる。」
皆様どう思いますか?
この文面は16世紀に書かれた本に記載されているのです。
21世紀になっても、16世紀と何ら変わらないお酒の習慣。
私は実際にお酒が弱いので「ごめん飲めないの」と言ってその場をやりすごし、一人きりになってちびりちびりとワインを飲んだりしているけれど、これは男性だと済まされない部分があるのは理解しています。
(今は女性も飲まないといけない場合もあるようです。)
それにしても、お付き合いで飲み会があり、飲み放題飲んで肝臓数値やコレステロール値が下がりません・・と相談しても
養生不足でしょう自己努力も大事です。
と申し上げたいのです。
アルコールは肝臓で代謝され、水と炭酸ガスになります。
分解にはアルコール脱水素酵素(アルコールデヒドロゲナーゼ)はアルコールの分解やアセトアルデヒドの分解などを行い二日酔いの原因を取り除きます。
この酵素は6つの活性部位を持っていて
それは、4つの亜鉛と二つの含硫アミノ酸(SH基)で計6つです。
これらの6つのうちの1つでも欠陥部位があるとこの酵素は作用しません。つまりアルコールの分解も、アセトアルデヒドの分解も行われないのです。
アルコールの分解にはミネラルが必要だってことあまり知られてないと思います。
●また、アルコール分解酵素を持っていない人、又は少ない人
例えば、すぐ顔が赤くなる、心臓がどきどきする、すぐ酔って吐いてしまうなどの人が無理にお酒を飲もうとすると、肝癌になる。
というデーターも最近学会で発表されています。
これも知られて無いでしょう。
あなたはお酒の席で、無理にすすめて相手を困らせてはいませんか?
相手を癌にさせてしまいますよ。
その行為そのものが「罪」!と認識する必要があるのです。