HOME  >  いろいろな症状  >  男性のカラダ  >  健康レベル1 「元気を出したい」  >  カルシウムの話

カルシウムの話

カルシウムはとっても大切!だから毎日牛乳を飲みましょう!って、幼稚園の頃からくりかえし言われてきませんでしたか?
わたしもよく言われました。牛乳飲まないと大きくなれないぞ!ってね。

だけど、牛乳をはじめ乳製品からは満足にカルシウム補給ができないのです!逆に、長期にわたって牛乳などの乳製品を摂り過ぎると、骨がもろくなってしまうというデータもあります。

カルシウムが働くためには必ずマグネシウムとコンビであることが条件。
カルシウム2に対してマグネシウム1がその最適な量比です。
牛乳などの乳製品には、カルシウム2に対してマグネシウムが1以下、大幅に少ない量しか含まれていません。

わたしたちの健康は、体中をめぐっている体液の酸・アルカリ平衡に左右されます。酸性体質になると、疲れやすく、アレルギーや成人病、慢性病の引き金にもなりがちです。

カルシウムは、酸性体質のドロドロになった血液を中和し、体質を弱アルカリ性に導き、血液をサラサラにするのに役立っています。

そのカルシウムが不足することで、こんな病気になりやすくなります。

■内分泌系

…高血圧・糖尿病・肝臓病・心臓病・腎臓病・脳梗塞・痴呆・白内障・頭痛・心筋梗塞・静脈瘤

中高年の方のほとんどが酸性体質とさえ言われています。
高血圧・肝臓病・心臓病や糖尿病などの生活習慣病を予防するにはまずカルシウムの補給による体質改善を考えましょう。

■体液

…喘息・痔・アレルギー性鼻炎・血の道症・偏頭痛・生理痛・つわり・冷え性

カルシウムが不足すると、一度かかった病気はなかなか治らず長引きます。喘息・蓄膿症や痔などの慢性病にはカルシウムの補給による内面からの体質改善が第一です。

■皮膚・粘膜

…アトピー性皮膚炎・湿疹・蓄膿症・皮膚炎・蕁麻疹・シミ・肌荒れ・シワ・ピリン疹・薬疹

カルシウムが減少すると、体が敏感になり、皮膚の抵抗力が弱まります。湿疹・皮膚炎・蕁麻疹・水虫などの治療にはカルシウムは欠かせません。

■歯・骨

…虫歯・骨折・動脈硬化・結石・歯槽膿漏・歯、骨の形成不全・骨粗しょう症

体質が酸性化すると、カルシウムを補うために歯と骨の中に含まれるカルシウムが溶け出し、逆に組織中に沈着します。骨折や虫歯、動脈硬化の防止にはカルシウムを十分補給することが大切です。

■神経

…ストレス・ノイローゼ・カンの虫・不眠症・集中力・ヒステリー・自律神経症

カルシウムは、脳神経細胞の異常な興奮を鎮めます。イライラ・不安・ノイローゼや子供のカンの虫のほか、不眠症・体力の回復にもカルウムは優れた効き目を発揮します。

■筋肉

…発育不振・便秘・神経痛・リウマチ・腰痛・胃下垂・子宮脱・脱肛

筋肉の収縮にはカルシウムが重要な役目を果たしています。常習性便秘、胃の膨張力減退、リウマチなどはカルシウム不足が原因とさえ言われるほどです。

ざっと見ただけでも、わたしたちの体のほとんどの機能の働きにカルシウムが関係していることがお分かりいただけたと思います。
「カルシウム不足は体に良くない」ってきっと誰もが知っていたはず。
でも、こうして実際にカルシウムの働きを知り、カルシウム不足がわたしたちの体に及ぼす悪影響の数々を目のあたりにすると、ただ「体に良くない」という一般論としての認識が、頭の片隅にある、というだけで満足していてはいけない、と思いませんか?

カルシウム不足を補うには、ひじき、豆腐、野菜、海藻類などの食品からこまめに摂るか、より確実にたくさん摂取するには専用のサプリメントを活用するのも効果的です。