三本の矢「気・血・津液」 夏を乗り切るために!
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『成功者のための肉体改造講座』 作者:シーちゃん先生こと 峯村 静恵
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第5号 2001.7.27(金)
<目次> 1.今週のワンポイント・・・ 暑さを乗り切るために!
2.あなたの舌をチェックしてみましょう
3.今週の食材・・・キクラゲ
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《今週のポイント》 三本の矢 気・血・津液
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毎日、暑い日が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
今日は、この暑さを乗り切るために必要なものをお話ししたいと思います。それは、熱中症で倒れないためだけでなく、事業家としてベストな状態でお仕事をしていただくためです。
■三本の矢 気・血・津液 について
「気」は元気の気、臓器を動かすのに気を必要とします。
また、体を外的(菌やウイルス)などから守ってくれたり、汗を調節したり、沢山の機能があります。
「血」は西洋の血液とは違った部分もありますが、だいたいは一緒です。
そして、「津液」。
今まで何度か出てきました、体を適度な温度に調節してくれるものとしての冷却水、「腎陰」でしたね。主に腎が水分代謝を司りますが、そういった冷却水を総称して、津液といいます。
津液は体内の液体の総称というべきもので、この津液が充実していると体が十分に潤って、暑さから体を守ってくれます。
●暑いと汗をかきます。
最近のように、とても暑い環境で、汗を沢山かいていると、冷却水の津液が沢山消耗されます。
すると、オーバーヒートします。その状態が熱中症といえます。
●異常な汗っかきは要注意
この汗ですが、人より多くかくひと、それも異常にかいているひとは、元気の”気”が足りないため、汗をコントロールできていないのです。
元気の気は、汗を沢山かいて津液を消耗しすぎないように調節してくれています。つまり、出過ぎないように調節してくれているのです。
津液が沢山あったとしても、だらだら汗が出ている人は消耗が激しい方です。注意が必要になるでしょう。
津液が少なくなってくると、血に潤いが無くなり、血液の流れも悪くなります。この暑さのなかでは、命取り。
■あなたの舌をチェックしてみましょう!
津液が沢山あるか、否かの簡単チェック方法があります。
中国では、その方の舌を見て、診断する 舌診(ぜっしん)という診断学があり、漢方を処方するにあたり、重要なポイントとなります。
■津液を増やす食べ物
体の冷えている人は別ですが、体が火照りやすい人は
冷却水を増やしてくれたり、どろどろした血液をさらさらにしてくれる食べ物がいいでしょう。
黒きくらげ・・元気をつけてくれて、冷却水をふやしてくれます。
この季節にもってこいの食べ物でしょう。
ビタミン類が豊富に含まれていて、老化防止に有効です。そして汗をかくことで失ったカルシウムの吸収を助けてくれます。煮干と一緒に食べたりするといいでしょう。
この暑い日が続いたときにはやっぱり、夏が旬の食べ物。
なんだか、今日は体の中から暑いような、火照った感じという方は、夏の食べ物を食べましょう。
食べ過ぎると体を冷やすこともありますから、適度な量がいいでしょう。
今日はこの辺で シーちゃん先生こと 峯村静恵でした。
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