こんな人にオススメ
- せき、たん
- お肌の乾燥、食欲不振
材料 (4人分)
* 大根(3cm厚さのもの)…4切れ
* しろ味噌…1カップ
* ゆずの皮…1/2個
* とき卵…1/2個
* 昆布…15cm
* 黒ごま…適宜
* 米のとぎ汁、塩、砂糖…適宜
作り方
(1)大根の皮をむき、3cmの厚さに切る。
(2)たっぷりの米のとぎ汁で(1)の大根を、柔らかくなるまで弱火 でゆでる。
(3)なべに昆布をしき、大根、塩ひとつまみをいれ落し蓋をして煮る。 弱火で4~5分。
(4)ゆずの皮をおろす。
(5)こなべに味噌、砂糖大さじ4、とき卵を入れ、弱火にかけながら混ぜる。最後に、(4)を加える。
(6) (3)の大根に(5)をかける。
食材あれこれ
大根:味甘辛、性涼(煮ると平に変化)、肺・胃経
肺が熱をもつと乾燥から咳がでやすくなります。大根はその肺の熱をとる作用にすぐれ、せきやたんを抑えます。また肺は皮膚と深い繋がりがあり、肺が乾燥するとお肌も乾燥してしまいます。
反対にいえば、肺を潤すとお肌も潤うおまけがついてきます。
※ 食べ物こぼれ話
オリーブ油も肺を潤す作用があります。昔、キプロスという地中海に浮かぶ島で、ひと夏をすごしました。キプロスは降水量の少ないところで、雨が降るのは一年を通してわずか2週間ほど。要はとても乾燥した土地だったわけです。
そのキプロス島にはオリーブの樹がたくさんあり、島の人は必ず“オリーブ油”を料理に使っていました。オリーブ油なくして日が暮れることはありません。
好みといってしまえばそれまでですが、キプロスの人は自然に“身土不二”を実行していたのかもしれません。“身土不二”というのは、人間と自然は切っても切れない関係にあり、その土地で採れたものを食すのが体にとって一番いいという考え方です。
南国でとれるフルーツは、体を冷やすものが多く、それを寒い土地で食べることは“身土不二”の考え方をかなり逸脱しています。
その土地で採れる旬のものをいただくこと、それが健康を保つ秘訣かもしれません。
<知恵の森:試してみて!!>
・せき→大根あめ:薬に嫌いな子供でも大丈夫!!
だいこん+ハチミツ
(1)だいこんを5ミリ幅の半月切りにする。
(2)だいこんにハチミツをたっぷりかけて一晩おく。
(3)原液を飲むもよし、お湯で割ってのむもよし。
応用編
- 食べ方に注意!!
大根は熱を加えるか否かによって性質が変わります。
生のままで食べると体を冷やす作用があるので、
炬燵に入りながら大根サラダを食べるのはおすすめしません。