東洋医学的解説
痴呆は、初期の段階、「あれ？おかしいな」と周囲が気付くくらいのほうが改善しやすいです。
本来は、痴呆にならないように、何もないうちから、５０歳を過ぎたら早くから対策しておく事が良いでしょう。
漢方では脳や記憶力は、精力と比例します。
若さが衰えると、精も足らなくなり記憶力も衰えてくるのです。
痴呆にはいくつかのタイプがあります。
- 老化による痴呆
これは、精が不足したために起こる症状です。
早く寝る事が大事なのですが、夜の眠りが浅くなり、夜中に起き出す生活が長くなると痴呆が悪化していくと思われます。しっかり眠れているのかチェックしそれを改善する漢方と精を補う漢方の服用をお薦めします。
- ストレスによる痴呆
これは、ストレスによって血液が回らないために脳にいく血の絶対量が不足したため養えなくなった状態。
- 血液不足による痴呆
貧血の人は、若くても忘れっぽい傾向があります。
血液を補う漢方をお薦めします。
- 血液の流れの悪さによる痴呆
年とともに、動かなくなりますし血流も悪くなります。
そのため、血液の流れが滞ってしまうために起こる場合がこのタイプです。
肩こりがあったり、脳血栓をやったり、と血液の流れが悪かったりドロドロしているとなりやすいです。
西洋医学的解説
脳の働きが障害を受けることによって知能が低下したものをいいます。
この障害が更に進行すると知的能力は失われてしまい無言、無反応となります。
【分類】
- アルツハイマー型痴呆（老年痴呆）
・初老期、高齢者におこります。
・脳の全体的萎縮がみられます。
・脳の神経細胞が病的に変化します。
- アルツハイマー型痴呆の症状
・発症すると数年に渡り徐々に進行していきます。
・見当識障害（日時、場所などが分からない）
・食事をしたのに食べたことを忘れまた食べようとする。
・精神症状（興奮、不安、妄想、不眠、徘徊など。）
- 多発性梗塞性痴呆（脳血管性痴呆、脳動脈硬化性痴呆）
脳血管が動脈硬化を起こし多数の小梗塞や脳血栓、脳出血といった脳血管障害を生じることによって起こる痴呆です。
- 多発性梗塞性痴呆の症状
・アルツハイマー型痴呆と精神症状は似ています。
・感情失禁
・歩行障害、言語障害といった運動性麻痺などの神経症状をみることもあります。
- 正常圧水頭症
髄液圧が正常範囲にも関わらず特有の精神症状（健忘、自発性低下）、歩行障害、尿失禁がみられます。
くも膜下出血、頭部外傷、髄膜炎などの疾患によって起こることが多いです。
【治療】
・認知症状の進行を遅らせるため脳代謝改善剤、脳循環改善剤、栄養剤などを使用します。
・血管拡張剤を使用します。
・精神症状には抗うつ剤などを使用します。
・正常圧水頭症の場合はシャント手術を行うことで改善します。
気になる予算は？
体質や症状により、何が不足しているのか？が違いますのでそれにあわせて予算も変動します。
一概には言えないのですが １ヶ月 ￥２０，０００～ になります。
飲んですぐ頭が冴えて前のようになる、と言うわけではないので時間がかかります。
症状が重くなる前の、早めの相談お待ちしております。
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