東洋医学的解説
水分代謝を改善
滲出性中耳炎は「液体が溜まっている状態」。これを東洋医学では体に余計な水分が溜まり易いタイプと見ます。
漢方で余分な水分を体の外に出す、利水剤というのを使用します。
免疫力アップ&消炎
炎症がなかなか治らないというのは、食事が偏っていたり、油物や甘いものを多く食べていたりと食事改善も必要な方が多いです。アクシスアンではお食事チェックで食養生を指導いたします。
また漢方で血液をサラサラにして炎症になりにくい体質にします。
また、免疫力をアップし、炎症部分を改善し、粘膜修復などに役立つものを服用します。
西洋医学的解説
滲出性中耳炎とは、鼓膜の奥(中耳)と鼻の奥(上咽頭)を結ぶ管(耳管)が狭くなり、中耳の中の水(滲出液)が鼻の奥へ排出できなくなって中耳に滲出液が溜まる病気です。耳管を通って中耳にあがってきた菌が粘膜を傷つけたりすると起こります。
耳が詰まった感じや耳鳴りがしたり、聞こえが悪くなった感じがします。滲出液は、最初はさらさらしていますが、状態が悪いと中耳の粘膜に「杯細胞」という粘着質の液を出す細胞が増えるため、次第に糊のようになってきて40~50デシベル程度の難聴を起こします。これは、普通の声が音として聞こえるが、細かい部分は分からないという程度です。普通の物音には反応するため、見逃しやすいといえるでしょう。
滲出中耳炎は、発熱や痛みが少ないため「痛くない中耳炎」として、最近小学低学年の子どもや高齢者の間に増加しているとか。また、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)のように鼻の悪い人、プールによく入る人、アデノイド(鼻の奥にある扁桃腺の一種)が大きく耳管を圧迫するような人の間にも見かけられます。また、急性中耳炎の治療が不完全で、中耳腔に液が残っている場合も繰り返しやすくなります。
またこの病気は、ダウン症幼児の7割近くに見られるといわれ、重要視されています。
その理由には
- ダウン症患者は、耳管の粘膜が弱く細菌の感染や細菌毒素に十分対抗できない
- 顔の骨の形が、耳や鼻の炎症を起こしやすくなっている
- 全体的に筋肉の緊張が低く、耳管を開いたり閉じたりする力が弱い――などが挙げられています。
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症状にもよりますし、体質を色々と伺ってお出しします。
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