血液の足らない人
血液の足らない方 ”血虚”の方の養生法です。
最近、朝御飯を抜いたり、一人暮らしで、食事がきちんとしていなかったりする方が急増しているので、栄養失調で血液不足を起こしている方が多いです。
症状の特徴として、生理が遅れる、周期が３０日以上、生理の経血量が少ない、貧血になりやすい、めまいが起こりやすい。肌荒れ、顔色が悪い（青白い）、髪につやがなく、抜け毛になる。舌が白っぽい
養生法１．夜更かしはだめ！
漢方では夜血液が出来ると言われ、夜中に起きていると血を消耗してしまいます。西洋的にも、免疫やホルモンは夜が重要と何回も言ってますよね。
早めに寝て下さい。
養生法２．血を補う食事を！
朝ご飯がどうしても作れない！食べれない！というかたはただ溶かして飲むだけのマイクロダイエットという完全栄養食品がお奨め。でも、やっぱり、自分できちんと作ってもしくは、作ってもらって、３食もりもり食べて欲しいですね。
血液を補う漢方もありますが、あくまでも血液をつくるお手伝いをしてくれる物、食事の代わりにはなりません。原料がなければ、そういった漢方を服用しても、効果がなかなかでにくいです。食事きちんととってくださいね。
血を補う食事とは、 なつめ、ブルーベリー、プルーンなどのドライフルーツ、松の実、ピーナッツ、アーモンドなどのナッツ類 レバーやにら、魚の血合いのところなどがいいのですが、ナッツ類だけ食べていてはいけません。食事の他におやつ程度に気を付けて取るようにするといいでしょう。
養生法３．生理中の養生
運動はひかえましょう。
生理痛がひどくて動けない方はいいとして、生理中は無理せず、仕事なども控えめにしましょう。生理痛の有る方は、生理前に有る程度の計画をたてて、生理に備えて下さい。血虚の方は、生理中、子宮に血液が集まると全体量が少ないために、他の部分に支障がでます。手足の感覚がなくなってきたり、子宮のあたりが冷たくなってきたり、頭がぼーとしたり、頭痛・胃痛など。胃痛などが有る方は、食事はお粥などの消化のよいものを食べるようにして、痛くなって来たときには、食べた物が吸収されずに胃に残っていますから、更に痛みがひどくなると吐いてしまいます。
いよいよ、痛くなってきたときには、あまり無理せず、すこし落ち着いてから、温かくて消化のよいものを食べるようにして下さいね。
養生法４．三陰交
足の内側くるぶしの上に、指３本分上がった、骨の際にあるつぼ、血を補い、血行もよくなります。
以上が血液の足らない人の養生法です。
２０００／１２／２９作成
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