東洋医学的解説
※現在、子宮筋腫のご相談は受け付けておりません。
5センチ以上になってしまった子宮筋腫は、小さくすることがなかなか難しくなります。
どんどん大きくなってしまう進行性の筋腫の方や、もうすでに大きくなってしまっている方は、手術を念頭においていただいた上で、進行を遅らせたり痛みや不調などの症状緩和のために服用していただく形になります。
3センチ以下の筋腫であれば小さくなる可能性もあり、3センチの筋腫がほぼ改善した例や、3つあった筋腫がサイズが小さくなってさらに2つに減った例もあります。
筋腫はチョコレート嚢腫や卵巣嚢腫同様、『肝』の不調から起こることが多く、下の項目にも当てはまる方がほとんどです。
『肝の経絡』と子宮筋腫
この病気は、中医学的に「肝の経絡」と深く関係があります。
子宮筋腫でお悩みの女性は、この経絡の詰まりや流れの滞りが多く見受けられます。
『肝』
「肝」とはストレスを受け止めるクッション。
ストレスが溜まっていたり、何か大変なことが重なった時に卵巣が腫れたという女性が沢山いらっしゃいます。それは中医学的に肝の経絡が詰まってしまい、その経絡の上に乗っている卵巣、子宮の働きに影響があると考えます。
上の図のような肝の該当症状以外にも、感情や精神の影響によってストレスを貯めやすい人は免疫が落ちやすいため、その点も留意します。
『肝』
肝と裏表に関係しているのが胆という臓器です。
胆が弱い人は色々なことが心配になりクヨクヨしやすいです。
- 胆の弱い方は…
- おどおどしやすい
- 音に敏感でびくっとしてしまう
- メニュー選びなど簡単な決断にも時間がかかる
- 痰が溜まりやすい
- 心配性で嫌なことばかり頭に浮かぶ
- 嫌な夢を見る
『心(シン)』
中医学では心という臓器は心臓の働きと精神や心の動きとい部分両方兼ね備えていると考えています。
- 心(シン)が弱い方は…
- 動悸
- 不安感
- 忘れっぽい
- 寝付きが悪い、不眠
- 集中力低下
⇒ 精神や感情とかかわりあう、肝、胆、心 の弱い人に該当される方はストレスを受けやすい体質をしている可能性が高く、実際にご相談にお見えになる女性はこれらの症状にほとんど該当するという方が多く見受けられます。
ストレスを受けやすい体質を漢方で対応しコントロールしていきます。
子宮筋腫にかかった女性たちの生活習慣と食事
- 生活習慣について
チョコレート嚢腫や卵巣嚢腫と子宮筋腫とでは、場所や状態や症状は違いますが、卵巣や子宮に何か異物ができてしまう症状がある方は、ストレスを溜めてしまう生活をしていらっしゃる方ばかりです。
- 仕事が忙しい。男性と同じくらいバリバリ頑張っている。
- つい無理をしてしまう性格。
- 妥協ができずに、頑張りすぎてしまう。
- 日々の日課や仕事など、本当は嫌だけどやらなくちゃいけないから…と義務感で取り組んでいることが多い。
- 起きた出来事を流せずに引きずってしまってイライラしたり、くよくよしたりする。
- 言いたいことを言えずに我慢してしまう。
一概には言えませんが、筋腫ができてしまう方はこのような症状がお持ちの方がとても多いように感じます。
女性の体、特に女性器は先ほどの図でもお分かりのように、ストレスをダイレクトに受ける場所です。
そして『肝』は自然界で言うところの『木』にあたります。
ですので、症状の緩和、改善のためには木のようにのびのびとした生活を送ることが大切です。
<こんなことを心がけてみましょう>
- 今日やらなくてもいいことは明日に回す。
- 心から楽しめる趣味を作る。
- もっと自分のために時間を使う。
- 嫌なことから思い切って離れてみる。
- いい意味でいい加減にやってみる。
肝のバランスを崩していらっしゃる方は体に力が入りやすくなってしまい、歯をくいしばるクセがあったり、歯軋りをしたり、肩こり頭痛がひどかったりするので、ふっと力をゆるめてあげることがとても大切なのです。
- 食事について
基本的な食養生はチョコレート嚢腫などと同様です。
子宮筋腫も体の中にいらないものが溜まってしまった状態。 その異物となる大元はやはり食事です。
子宮筋腫でご相談に見える女性たちに多く見られる食生活をご紹介します。
今一度見直してみてください。
- 甘い物が大好き(チョコレート、クッキー、お饅頭などの和菓子)
毎日何かしらの甘い物を食べている女性が多くみられました。
甘い物の取り過ぎは炎症体質にし、血液をどろどろにします。
おせんべいなどのもち米の取りすぎも注意してみてください。
- 果物を毎日に近い形で食べている
果物は昔は水菓子といって、お菓子の仲間とされてきました。
ビタミンは野菜から取るように意識してみてください。
- 乳製品を良く食べている
日本人には乳製品を分解する酵素を持っていないといわれています。
分解しにくいものを多く摂取し、体内に入れていると、体内でごみになりやすく、免疫細胞がそのごみ掃除に追われ疲れてしまいます。
- 魚卵、卵が大好き
魚卵が大好き、卵を毎日1個以上食べるという女性が多くいらっしゃいました。
昔、卵は高級食材に属し、滅多に食べられるものではありませんでした。魚卵も同様、お祝いの席にでるお寿司に少しのっている程度。今のように簡単に手に入らない食材でした。私たち女性は卵を産む側の人間なので、食べ過ぎると何らかの影響があるかもしれません。
- 就寝時間が遅い
10時から2時までの4時間は美容タイムといわれているのですが、その時間帯は体の生まれ変わりをしっかりと行う時間帯なので、その時間はしっかりと寝ていて欲しいのですが、だいたい11時過ぎに寝ている女性が多く、中には1時2時など12時より遅く寝ている女性が多く見られました。寝不足は活性酸素も溜まりやすく細胞も傷つきやすくなります。 10時を目指して養生していただく必要があります。 パートナーがいらっしゃる場合はご相談されてからご予約下さい。
- 睡眠の質が悪い
疲れやすいので早めに寝るのですが、夜中にトイレに起きる。何回も目が覚める。 寝付きが悪い、夢を多く見るなど、ぐっすりと寝て「ああ良く寝た!朝すっきり!」と感じていることが少ない睡眠の女性も多く見受けられました。
- パンが大好き
中国にはその土地にはその土地にあった食事と食材がありそれに合わせていくことが健康維持に繋がるという話があります。日本人はやはりお米が良いと思います。 パンはバターと小麦粉で練っています。バターも油ですので控えていただきたい食材の一つです。
- 水分を沢山とっている
水分代謝が弱い人はあまり喉が渇きません。 喉が渇かないのに沢山水分をとってしまい、それがかえって体に負担を与えていると考えられるケースが見られます。「嚢腫の片方は小さくなったけれども、それで安心してお酒を飲みすぎたら大きくなった。」という方もいらっしゃいます。水分は喉が渇いたら体温と同じものを摂取するよう心がけてください。
⇒ 早く寝て質の良い睡眠をとる事・和食中心の食事をする事など、養生生活に取り組んでいただきます。避けたい食材として、下の表をご参考ください。
- 避けたい食材一覧
「今日からはじめよう食事療法 」はこちらから▼▼▼
https://www.acsysun.co.jp/counseling/woman/ryoho/index.html
西洋医学的解説
子宮の筋肉に発生する腫瘍(かたまり)が子宮筋腫です。良性の腫瘍です。がんのような悪性腫瘍と違い、生命をおびやかすことはありません。また、子宮筋腫ががんになりやすいということはありません。
- 子宮筋腫の症状
- 無症状に経過し偶然に発見されることもあります。
- 月経異常(過多月経、月経困難、遷延性月経)
- 不正子宮出血
- 下腹部痛、膨隆感、便秘→筋腫の肥大により周辺臓器を圧迫し起こります。
- 不妊→筋腫によって子宮内腔や卵管を圧迫して起こります。
- 子宮筋腫の治療
子宮ガンではないかを検査し確認します。
治療は手術療法が主ですが、日常生活に特に支障がない場合や更年期の時期の人などに対しては経過を見て手術をしない場合もあります。
<手術療法>
- 単純子宮全摘出術
子宮頸部を含めて子宮全体を摘出する手術のことです。
- 筋腫核出術
筋腫のみを摘出する手術のことです。
出産経験のない人や希望する人の場合に行われます。
- 子宮上部切断術
子宮体部を筋腫と一緒に摘出する手術のことです
<その他>
手術療法が必要でない例では漢方療法を行うこともあります。
気になる予算は?
3センチの筋腫をほぼ改善した例のお客様は、1ヶ月¥50,000くらい服用しました。
だいたい1ヶ月¥35,000~。
お客様体験談
お客様の貴重な体験談を掲載させていただいてます!
お読みになるときっと勇気が湧いてきますよ♪